税込39円のうちわけ〜アダルトチルドレンの克服日記〜

20代のひとりっ子アダルトチルドレンが、過去を振り返ったり、今を綴ったりします。

カーペット

今住んでいる部屋の床には、もともとカーペットが敷いてあります。

先月からカーペットに原因不明の透明な汚れがこびりついてしまい、何をかけてもブラッシングしても取ることができずに困っていました。

 

何をこぼしたのか、まるで心当たりがない…。

 

しかもこの汚れ、日に日に数が増えていくのです。

ホラーか何かかな?(汚れの形が指と似ていたため)まさか霊が這いずり寄ってきている?…などと怖がっていましたが、何のことはありませんでした。

 

熱です。

 

単に熱で、カーペット自体が溶けていたのでした。

原因はヘアアイロンを床に置いていたことでした。

 

カーペットって、熱で溶けるんだ…!?

 

ちょっと考えれば化学繊維でできたカーペットが熱に弱いことなど分かりそうなものですが、今までカーペットと縁のなかった二十代女、初めてこの事実を知りました。

いやあ、恥ずかしながら単に無知なんですね。

 

さて、この授業料はおいくらになるのでしょうか…。めちゃめちゃ高かったらどうしよ。自分のことながら、常識がないって怖いですね。

 

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そんなこんなでまだ生きてます。税込みです。

 

最近思うんです。

おそらく日本で、生まれながらの悪人なんてそうそういないんじゃないかなぁと。

利害の不一致で、たまたま自分にとって都合の悪い人を、そう呼んでいるだけなのだと。

 

でも、善人が幾重にも絡み合った歯車は、いつもどこかで、鈍い音がする。

毎日見かける「人身事故」の文字。ネットに溢れる死にたい、辛いという言葉。見知らぬ人と手を繋いで、自殺する人の気持ちが、私も分からないわけじゃないんです。

平和だとか平等だとか、そんな甘い言葉の裏には、いつも深い絶望がある。ただ、気づかないふりをしているだけ。

 

世界は残酷です。一つの輪から逃れようともがいて、ようやく先に進めたと思っても、また別の輪の中で巡っているだけ。

 

そんな繰り返しから救われる術を、考えているんです。

 

まごころは目の前にあって、私が手を伸ばせば、きっとそれは手に入る。

信じること、自分を与えること、弱さを見せること。それで変わることが、ある気がするけれど、……怖いんでしょうね。