午後一時カーテンを閉めて
自分の心を確かめるの。
これは今から半年くらい前の写真。
その当時、午前1時から3時くらいまで、街をぶらつくのが私のマイブームだった。
身を裂くような寒さが、生きている実感をくれる。
手も足も見えない闇の中を彷徨うのが好き。
私はこういう時、外見で得をしている。
コンビニの袋の一つでも持っていれば、誰も怪しまないもの。
ポケットにナイフを隠しているかもしれないのにね。
「危ないから早く帰りなさい」なんて。にこにこしちゃう。
やわらかくて賑やかな人たちに囲まれていると楽しいけど、心のどこかが疼くのよ。
物足りない。明るすぎる。
今日はお昼過ぎからカーテンを閉めて、部屋の明かりを消して。
ずっとこのまま。少し落ち着く。
ブラウン管のテレビが唯一の愛だったあの頃を思い出す。
今日でゴールデンウィークも終わり。
父も母も、ママのお家に帰ったようだ。
昨日までパパとママの元でぬくぬく過ごしていた母から電話があった。
今日はご機嫌みたい。
従兄弟の引きこもりが、二浪していた男が、新しく大学生活を始めたんだって。
これで彼の人生も、従兄弟の一家も一歩前進だと。
まるで自分のことのように喜ぶ母。
あなたの家庭は崩壊しているのにね。
私、素直に喜べない。
もうどうでもいいことが、私を何度も縛りつける。
新しい場所で変わろうと思っても、消えない狂気がある。
このブログが、証明になればいい。
真面目でニコニコ笑う女が、ある日突然死んだのなら。
あるいは、ある日肉親を○○○○○○。
勤務態度も良く、謙虚で良い子だったのに?
あんなによく笑う人がどうして?
ごめんね、全部嘘だったのよ。
どう振る舞えば良い印象を与えられるのか、知識を実践してるだけなの。
そこに心はなかった。
あの街を離れてから、夜の散歩はお休みしていた。
そろそろ始めようかな。
私は前に進んでる?