税込39円のうちわけ〜アダルトチルドレンの克服日記〜

20代のひとりっ子アダルトチルドレンが、過去を振り返ったり、今を綴ったりします。

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私は負け犬。

 

もうわかっているんだ。

特別な人間でもなければ、必要な人間でもないって。

誰も気にも留めていないし、誰からも期待されていない。

生きていても、今すぐ消えたって、どうでもいいんだよ。

価値なんかない。

 

いつから負け始めたとか、もうよくわからない。

何に負けたのかもわからない。

 

何が好きだったのかも忘れて、好きだったものは見なくなった。

悔しさとか、劣等感とか、虚しさとか、そんなものばかり積もっていく。

 

結局は環境次第だとか、個人の努力が足りないとか、そんなのもうどうでもいい。

虚しいんだ。

なら一生懸命になれって言われたって、何に対しても興味なんて、たいしてない。

 

そんなことを言っていられるのは、恵まれている奴だけだっていうけどさ。

死ぬほど苦しい思いをしてまで、生きようとは思わないよ。

平等なんてないんだからさ。

どうにもならないなら、サクッと死んじゃえばいいじゃん。

出口はいくらでも転がってるでしょ。

今手元にある電気コードでも、死ぬくらいならできる。

 

なぜ生きるの?

なぜ働くの?

なぜ人と人は協力し合わなければならないの?

なぜ社会という枠組みに属しているの?

 

私にはわからない。

ただ、太陽の光を浴びれば幸せだ。

美しい空を見られれば幸せだ。

行きたい場所に行って、この星の美しさを見られるのなら、それだけでいい。

 

負け犬の矛盾だね。わかっているよ。

ここまで見ているあなたも、どっか壊れているのかも。

 

社会というのは、互いに価値を生産しあうことで成り立つらしい。

価値のない人間は、存在することも許されないのかな。

 

価値を決めるのは、他人なんだけどね。

 

社会には、約束事がいっぱいある。

その約束事が「みんな」の命を守るけど、「その他」を殺すこともある。

「その他」を殺すことは正義でしょ?

 

私はいずれ、社会に殺される。

体に渦巻く狂気が、すぐに私を超えるから。

自分を破壊することは、快楽なんだよ。

皮を剥げば肉が見える。血が滴る。

心は砂の味がする。