税込39円のうちわけ〜アダルトチルドレンの克服日記〜

20代のひとりっ子アダルトチルドレンが、過去を振り返ったり、今を綴ったりします。

らしくない

ぜんぶ夏のせいか。

f:id:zeikomi39yen:20170814195652j:plain

今日もどうやら生きています。税込です。

1週間ばかりのお盆、真っ最中です。

実家に帰ってこいと命令され、生きた心地がしません。

はやく自分の家に戻りたいな。

 

柄でもない、お恥ずかしい話を一つ。

昨日、彼氏と飲んでいたんです。

くせが強く、脆いようで強い、不思議なひと。

そして知りたがりな人です。

 

きみの本音が聞きたいって、ならなんでも話しましょうかって。

浴びるようにお酒を飲みながら色々話してたんです。

日本酒を何本も空けて。

 

正直、酒の強さには自信があったんですね。

今まで酔いつぶれた人の介抱をすることは何度もありましたが、自分自身がひどく酔ったことはなかった。相手より先に潰れることがなかったんです。

でも、昨日はそうはいかず。

店を出て電車に乗り、暫くしたら眠くなって。

動けなくなってしまったんですね。

完全に飲みすぎです。

途中下車して...そこから記憶がありません。

 

何やらおんぶされていたような、タクシーに乗っていたような...。

そして目が覚めたら、ホテルで彼氏と寝てました。

いやあ恥ずかしい。

人から聞けば笑い話ですが、自分がやらかす日が来るとは。

反省しかないです。2度としないようにしたい。

 

目を開けるとすぐ側にその人がいて、頭を撫でながらこっちを見ていた。

ほら、水飲みななんて、ペットボトルを渡されて。

別に昨日は何もしてないから、なんてにやりと笑う。

 

むかし、親友に「誰を信じていいのか分からない」と言う度、だからこそお前は愛を知れと言われたっけ。当時は信じることができない者が、人を愛せるはずがないと思った。

 

でも、今になって、信じてみたい気もする。

なぜこの人は、こんな事を私にしてくれるのか。なぜこんなにやさしいんだろう。いつかは捨てられるのかな。なにか裏があるのかな。きれいな上部の底を、見極めようとする自分がいる。

 

かつて親友から、人を信じることを教わった。

多分、愛は知っているけど、恋は知らない。

 

浮き藻のように社会という大海を漂いながら、いつも普遍の場所を求めている。

変わらないものは無い。終わらないものもない。そんなことはわかっているけれど。私が生きるたかが数十年のあいだ、変わらずに信じられる場所が欲しかった。

家族という枠組みは、脆く、霧散してしまったから。

 

帰る場所がないのなら、心の休まる場所がどこにもないのなら、心と心の重なる場所につくればいい。人を愛してみろ。きっと私より辛い思いをしてきた何人かの大切な人たちが、私にそう言った。

 

何かが融けて、変質しはじめているのかもしれません。