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税込39円のうちわけ〜アダルトチルドレンの克服日記〜

20代のひとりっ子アダルトチルドレンが、過去を振り返ったり、今を綴ったりします。

奴隷船の乗り心地

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真綿が敷き詰められた奴隷船、あるいはサーカスの綱渡り。

 

奴隷船で死ぬことはないけれど、少しずつ足が腐ってゆく。

うっかりではない。

実のところ、強引に、かつ意図的に奴隷船から抜け出した。

 

はじめて地に足がついたようで、ざらざらとした感覚が気持ち悪い。

責任だとか、義務だとか、権利だとか、どーでもいい。

公共の福祉なんて知ったことじゃない。

初めての感覚なんだ。

まだよくわからないんだ。

ただ一つ確実に言える。もうあの船には乗らない。

 

足は腐ってないか?

頭はどうだ?

走るとはどんな感覚だろう。

 

物心ついた時から、蜘蛛の糸の上を綱渡りしているみたいだった。

いつぷつりと切れるのか。

落ちたらどうなるのか。

…どこまで落ちるのか。

全てが不安だった。

 

ここが落ちた底なら、なんだ、奴隷船よりマシじゃないか。

 

「奴隷船の乗り心地は酷いものだったよ」

そういってケロリと、笑える人になりたい。