税込39円のうちわけ〜アダルトチルドレンの克服日記〜

20代のひとりっ子アダルトチルドレンが、過去を振り返ったり、今を綴ったりします。

絶対エアコン使わないマンとアトピー・ぜんそくっ子の相性は最悪【冬編】

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私の両親はエアコンを使わない主義の人たちでした。

というよりも、自分自身が必要だと思わないものは買わない主義の人たちでした。

 

 「だって私は寒くないもん。」

 

母がよく言っていました。

そりゃそうです。彼女の部屋だけにはガスストーブが設置されており、常に暖かさが保たれていましたから。

 

でも、リビングには足元用電気ストーブが一つだけ。(彼女の足元を温めるためのものです)いつも室温は10度を下回っていました。もちろん加湿器などありません。

 

リビングですらそんな状態ですから、子供部屋にストーブなど買い与えるはずもなく。小遣いで買った小さなストーブの前で、コートを着込んで震えていました。

 

寒さと乾燥で、いつも喉が痛く、肌はあちこちが赤切れに。私は風邪をひくとすぐに喘息を引き起こしたり、鼻炎から気管支炎になってしまいます。 冬の喘息発作はなかなか大変です。なんとか呼吸をしようとしても、乾いた空気でまた咳き込んでしまいます。

 

乾燥してアトピー肌全身が痒かったり、かと思えばひび割れているところは痛かったり。ひび割れて血が滲んだ手と、傷だらけの身体と、咳が止まらない気管支。酸欠でやまない頭痛。辛かったんですねえ。

 

そんな状態で、家に一人ぼっち、母の帰りを待っている。

風の音か、自分の胸の音かわからない雑音が続いて、永遠とも感じられる時間がただゆっくりと流れていきます。

 

そしてある年、ついに私はやってしまいました。

 

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風邪をこじらせて、肺炎になってしまいました。年末に高熱を出し、病院に運ばれる私。その場で入院が決まり、2週間ほど病院にいました。その時出されたご飯が毎日美味しくて、ちょっと幸せだったことを覚えています。

 

退院して家に帰ると、私の部屋には加湿器がありました。

お医者さんに注意されたのだそうです。あんたがひ弱だからよ、と睨まれたのを覚えています。

 

きっと私が死んだら、あの部屋にはエアコンが付いたんだろうなあ、なんて思っています。

 

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自分が感じない、他人の痛みを思うことって難しいですよね。

 

どんなに頑張っても、その人と痛みを分かち合うことなんてできないですし、「人の痛みがわかる」なんてことは、実際はありえないことなのだと思います。

 

それでも、人の痛みを思える人でいたいなあ。

 

「世界にはもっと不幸な人がいるんだからあなたは不幸じゃない説」には異議あり

 

「世界には恵まれない人が沢山いる。食べるものや住む場所に困っている人がいる。そんな彼らに比べたら、あなたは恵まれていますよ。あなたは十分幸せなんですよ」

 

よくそんなことを言う人がいます。

こういった言葉を聞くたびに思うことは、

 

幸せって相対的なものなのか?

 

ということです。

AはBよりも金銭的に豊かである。しかしBは幸せである。ゆえにAも幸せである。

…こんなに人間って単純にできていないと思うんですよ。

 

喜びも、悲しみも、相対的なものではなく、絶対的なものであると私は思います。

 

日本に住んでいれば幸せでしょうか。住む家があって、生き延びられるだけの食料が与えられていたら幸せでしょうか。そんな「幸せ」な環境で、悲しんだり、苦しむことは許されませんか?

 

辛いものは辛いんです。

それでいいじゃないですか。

 

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いつも通る道でも、違うところを踏んで歩くことができる。
いつも通る道だからって、景色は同じじゃない。
それだけではいけないのか。
それだけのことだから、いけないのか。
 

私が一番好きな映画、「スカイ・クロラ」のセリフ。

 

今日、いつもと同じ道をお昼過ぎに通ったんです。

そしたら景色に白いのがいて。

モノトーンの車ばかりが通る道だから、とても新鮮だったんです。

 

生きているんだなぁ、って。

それだけのことです。

 

 

登場人物紹介

このブログに登場する主な人を紹介します。

 

私の家は核家族で、父と母、私の三人暮らしでした。(あと犬がいました)

一軒家に三人で暮らしていましたが、現在では、父は他県でマンション暮らし、私も他県でアパート暮らし、母が一人で一軒家に残り、それぞれバラバラに暮らしています。父と母はほとんど連絡を取っていないそうです。

 

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 私のプロフィール

 まずは私について。

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名前:税込39円

性別:女

199X年生まれのひとりっ子。

愛知県生まれ神奈川県育ち。現在は都内在住。

A型。

性格は暗め。ただし根っこはわりとポジティブ。

追い詰められるとしぶとい。

両親とは顔も体型も(おそらく性格も)似ていない。

 

生まれつきアトピー、喘息持ち。

中学校頃から抜毛症(軽度の食毛症も)発症。過去には自律神経失調症、チック症を患う。大学時代に精神科でアスペルガーの疑いがあると指摘される。(正式なテストは現段階で受けていません)

 

人の顔や名前を覚えるのが苦手です。誕生日なんかまるで覚えられません。似顔絵を今回描こうと思いましたが、父と母の顔がほとんど思い出せず困りました。笑

知っている人や家族に挨拶されても気づかないことが良くあります。

 

高校時代に一度自殺を図るも失敗。大学進学後はカウンセラーさんにさんざんお世話になり、少しずつ回復傾向にあります。

 

趣味はお絵かきやゲーム、アイドルの応援、たまに旅行など。

akbが特に好きで、2006年ごろからずっと応援しています。

 

 

父のプロフィール

次は父のプロフィール。

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職業:サラリーマン

自身の父親に借金を残して逃げられ、母親に女手一つで育てらた過去を持つ。長野県出身で寒さには強い。兄および母と極めて仲が良い。いわゆるマザコン

 

性格は陰湿で殻にこもりがち。友達がいない。

以前は重い喘息に苦しんだと言うが、完治した今ではタバコが大好き。酒も好きで、飲まない日はない。

家庭には関心がないらしい。ちなみに母親とお金の共有はしておらず、互いの収入は知らない。

家を空けることが多い。休日は昼過ぎまで寝ている。

正月は一人で祖母のいる実家に戻り、兄と祖母と三人で過ごすのが恒例。

 

父に褒められた記憶がありません。

というか、父には目を見て会話をされた記憶がありません。

 

些細なことで機嫌を損ね、一度機嫌が悪くなると3日間くらいは口をきかなくなります。そして完全無視を決め込みます。

 

三人で食事をする際、目の前で堂々とパソコンを広げてAVを見始める。

巨乳熟女ものが好みらしい。

母の料理はまずくて食べられないそうです。特に味噌汁は頑なに飲みません。家では酒を飲み、基本的に炊いた白米と既製品しか食べません。

 

 

母のプロフィール

次は母のプロフィールです。

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職業:コンサルタントアシスタント

愛知県の田舎で、親や祖父母にさんざん甘やかされて育つ。田舎のお嬢様で、一人暮らしの経験はない。

 

教師を志して教育大学に進むも、現場を見て「私はこんな閉ざされた場所に収まるタマじゃない!」と企業に就職。その後とあるコンサルタントT氏に出会い、「私は会社なんかにいるタマじゃない!」とコンサルタントのアシスタントになる。

 

人を見下す癖がある。

フリーターや契約社員を見下し、主婦を鼻で笑う。ニートなど人とも思っていない。ちなみにアシスタントの給料は月8万で万年扶養家族に収まっているが、そこについては問題視していないようだ。

 

怒ると感情的に暴力をはたらく。

頬を叩く、顔を殴る程度なら良いのですが、利き手を折れるほど捻ってくるのにはとても困りました。

 

無趣味。仕事に追われることに喜びを感じるらしい。帰宅時間はまちまちで、20:00に帰ってくることもあれば23:00になって帰ってくることもある。帰ってこないこともある。彼女の携帯はいつ掛けても留守番電話である。

 

彼女には名言が多いです。笑

このブログで紹介していく予定ですが、特に強烈だったものをいくつか紹介しますね。

 

 

「あなたは人間じゃないのよ」
 
「あなたには心がないのね」

 

「あら、あなただったの。猿かと思ったわ」

 

「犬のほうがまだ役に立つわね。家を守れるもの。あなたは何?食べるだけの粗大ゴミじゃない」

 

「あの人(父)とあなたへの餌やりは本当に疲れるわ」

 

いやあ〜、辛かったなあ。

これらの言葉を何度も何度も、ニヤニヤ笑いながら言うんですね。しかも私が無表情になると、

 

「なんなのその顔は?うちで不機嫌な顔をしないで。笑いなさい」

 

って怒られるんです。だからいつもニコニコして聞いていました。

そしたら小学生の後半くらいから笑顔が顔に張り付いちゃって、今度は悲しいときでも笑顔を止められなくなりました。

 

今でも、ほっぺたの筋肉の痛みで、笑っていることを自覚するんです。

でも止められないんです。周りの人からは「いつでもニコニコしている人」って言われるけど、そうじゃないんですよね。

 

感情と表情が一致しないんです。

 

 

 

…ともかく、主な登場人物は以上の三人です!

よろしくお願いします^^

 

 

 

 

 

このブログについて

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はじめまして、税込39円です。

 

このブログは、アダルトチルドレンの私が、今までの過去を振り返りながら乗り越えていく記録です。

 

色々なことが終わってみてようやく気付いたことは、今まで自分が傷ついていたということでした。たくさんの心ない言葉や、つらい記憶が、胸に深く突き刺さっていたということでした。

 

今さら誰かを恨もうというのではありません。

誰かに同情してほしい訳でもないのです。

 

ただ、もう一度未来へ向かって歩き始めるために、必要なことだと思いました。

痛みに向き合い、痛みを確かめて、認めることが。

 

私は大人になりました。

 

この春に大学を卒業し、社会人になります。

小さかった頃、何も知らない心に刺さった言葉の数々を、

ひとつひとつ大人の視点から理性をもって振り返ること。

刺さったままになっている棘を、見つめて、溶かしていきたいのです。